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十二単(じゅうにひとえ)

◇平安時代の装束と言えば

平安時代といえば誰でも思い浮かべるのが、十二単でしょう。

これは正式には「女房装束(にょうぼうしょうぞく)」といい、
「五衣(いつぎぬ)」「唐衣(からぎぬ)」「裳(も)」の総称です。

雛人形の十二単

よく、五衣の色重ねを10枚、表着が1枚、唐衣が1枚の合計12枚が十二単の決まりだと言う人もいますが、これは俗説です。

五衣は平安初期には、華やかさを競う風潮から20枚から30枚も重ねて着たという記録があります。

平安後期には五衣の色重ねを五領(五枚)に制限する「五領制」が定められましたので、語源はともかく、正式な決まりとしては五衣の色重ねは五つということになります。

 

 

注

唐衣(からぎぬ)と裳

唐衣と裳
上が唐衣、下が裳

表着(うわぎ)

表着(うわぎ)
いわゆる打掛です

五衣(いつぎぬ)

五衣(杜若)
「いつつぎぬ」とも読みます